私は輸血をするときや皮膚炎の症状がどうしても治まらないときなど、西洋医学の力を借りて、そのおかげで助かったと思っています。
しかし、原因不明扱いにされる病気があまりにも多いと感じてきました。皆さんの中にも感じている人がいるはずです。通院しているけど治らない、薬は効いているのかわからないなどなど。
それなのに通い続けたり、処方される薬を飲み続ける人がほとんどです。なぜでしょうか? それは、日本の医学が西洋医学中心で、他の医療はあまり認知されていないこと、保険が適用される医療機関は安い、というのが理由ではないかと思います。
中国なら中医学、インドならアーユルヴェーダというように世界にはいろんな医療があります。西洋医学以外の医療で治る可能性があるものでも、西洋医学の力が絶大であるため、自ら調べなければどういった治療法があるのかわかりません。しかし、これはもったいないことだと思います。私はたまたま食事療法で体が改善した話を聞く機会に恵まれたり、東洋医学の考え方に出会うことができました。
西洋医学では、自然治癒力や人は食べ物でできているという教育が抜け落ちています。熱が出たら解熱剤、咳が出たら咳止め、痛みが出たら痛み止めというように、症状を悪とみなして対応します。そもそもの原因はなんだったのかについては追及せず、とりあえず今の症状が治まればいいという方法です。
しかし、結局それだと、もともとの原因が取り除かれていないので、また症状が出る可能性が高く、しかも薬には副作用がつきものです。それに、内科、外科、眼科、耳鼻科など分野が細かく分かれていて、体全体を診ないという特徴があります。
一方、東洋医学は、自然治癒力や人は食べ物でできているという考えがあります。風邪で熱が出るのもウイルスと対抗している証拠であって、熱が出て汗が出ることで自然に治っていくのです。また、病気になった原因は何か? ということを考え、その原因を取り除くことで再び病気にならないように治療することができます。何よりも体全体を診てくれるので安心です。
私は西洋医学を全否定しているわけではなく、必要なときには使うべきだと思いますが、薬や手術によって、かえってその後の人生にマイナスの影響を与える可能性もあります。まずは、西洋医学以外にも病気を治す方法があることを知りましょう。
今日も素敵な一日でありますように。
※難病発症から通院と服用をやめるまでの二十年の体験記はブログの一から二十一に書いています。