難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

37.できないことではなくできることを数える

持病があると、自分は人生においてできることが少なくなると考えてしまいがちです。実際、入院をしたり、寝込んでいたり、学校や仕事に行けない時もあるでしょう。しかし、よく考え直してみると、できることというのはとても多いものです。生きている、息を…

36.体調や気持ちが楽になるのはどんなとき?

不整脈の経験の中で感じてきたことですが、二十代の頃はよく、仕事帰りに服屋さんへ寄っていました。買い物へ行くまでは少々しんどくても、買い物中は症状が治まり、店員さんと話をしながら楽しく買い物をしていたものです。 楽しいことをしていると体が楽に…

35.仕事以外のストレス

ストレスは仕事以外でも発生します。そして、最初はストレスに感じていなかったことでも、だんだんストレスに変わるということも多いものです。私の場合、仕事以外のストレスは何があったか考えると、転校、学校生活、一人暮らし、恋愛、婚活、薬の服用、通…

34.仕事のストレス

体の不調にはストレスが大きく関わっています。私の場合は、大学を卒業し、就職してから三か月後に潰瘍性大腸炎と診断されたので、仕事が関係しているのではという疑問は長い間気にかかっていたことでした。 就職氷河期、大学卒業間近にやっと見つけた職で、…

33.便を出す恐怖から感謝へ

潰瘍性大腸炎の症状の一つに下血があります。 便に少し血が混じっている状態から、血だけがジャーっと出てしまうという症状まで経験しましたが、思ったよりも少なかったときは少し安心し、思ったよりも多かったときはショックを受け、排便後、自分の便にどの…

32.体が動きたがっている方向へ動かす

関節炎の症状があったときに気づいたことがあります。 症状があった八か月間のうち痛みのピークの時期は、ただひたすら耐えるという感じでしたが、ピークを超えたあたりから少しでも動かせる方へ体を伸ばすという動作を繰り返しているうちに、少しずつ体がほ…

31.排毒

二〇一八年に、関節炎・低音障害型難聴・皮膚炎の症状がありましたが、関節炎と皮膚炎は薬をやめたことによる体の排毒、低音障害型難聴に関しては排毒というよりはストレスが関係していたのではないかと考えています。 排毒は、好転反応という言い方もよくし…