難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4.リンパ管腫

三十代半ば、突然、右鼠径部が腫れていることに気づきました。 病院で初めは脂肪腫という診断でした。 脂肪種は、大学生時代に両脇にできて手術をしているので、また別の場所にできたのかと思いましたが、その後誤診であることがわかり、リンパ管腫という診…

3.梅核気、不整脈、不眠症

三十代前半は、潰瘍性大腸炎よりも梅核気(ばいかくき)や不整脈などに苦しみました。 あるとき、のどに魚の骨がささったと思ったのですが、数日経っても治らず、大きい飴玉がずっとのどにある感覚で常に息が苦しく、心臓や頭が重く、とぼとぼといった感じに…

2.潰瘍性大腸炎直腸炎型を発症する

大学を卒業し、社会人になった二十二歳、血便の症状が続きました。 初めは何かの間違いでは? 見て見ぬふり、ちょっと様子をみてみようという感じで不安に思っていました。 総合病院へ行き症状を話すと、いきなり「がんか潰瘍性大腸炎かクローン病ですね」と…

1.はじめに

一九九八年、二十二歳、私は「潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)」という病気を発症しました。 この病気は、厚生労働省から難病に指定されていて、「原因がわからない」「一生治らない病気」といわれています。 患者数の目安となる「特定医療費(…