難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

3.梅核気、不整脈、不眠症

三十代前半は、潰瘍性大腸炎よりも梅核気(ばいかくき)や不整脈などに苦しみました。

あるとき、のどに魚の骨がささったと思ったのですが、数日経っても治らず、大きい飴玉がずっとのどにある感覚で常に息が苦しく、心臓や頭が重く、とぼとぼといった感じにしか歩けないし、仕事から帰宅すると倦怠感がひどく、座っていることもできず、横になるという日々でした。

通院している内科の先生に相談すると、早く寝てくださいと言われたり、精神安定剤を処方されていました。

この症状が治まった後に、新聞に同じ症状の方のことが書かれていて、その症状が梅核気(西洋医学ではヒステリー球)というものだとわかるのですが、当時は病名も原因もわからずとてもつらい思いをしました。

それに、二十五歳くらいから時々不整脈の症状があったのですが、梅核気の症状が出ている時期くらいにひどくなり、心臓がしばらく止まって血の気がサーっと引いて行ったり、リズムがくるって苦しくなり病院へ駈け込んだり、仕事中、歩行中、家でリラックスしているときなど時や場所に関係なく発作を起こしていました。

ある病院で、三回連続で発作を起こすと危ないと言われ、その後すぐに夜中に三回連続で発作を起こし、病院へ駆け込みました。症状は治まったのですが、当直の医師から「不具合を起こしているところを焼き切るという手術がありますよ」と説明を受け、心臓の一部を焼き切る? と目がテンになるほど医師の言葉に驚きました。

のどの異物感や不整脈の症状で夜は眠れず、眠れたとしても息が止まる夢をしょっちゅう見ては苦しんで、どっぷり汗をかいて夜中に目覚めるという日々でした。

その後、症状は一年くらいして自然に消えていきました。

 

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次回に続く