風邪をひいたり、少し怪我をしただけでも、昨日までは元気だったのに、と誰しも落ち込むことがあります。重い病気であればなおさらつらくなります。
しかし、体の調子というのは、雲が刻々と形を変えるように変化するもので、どんな病気であれピークがあります。だからこそ耐えられるのではと思います。
八か月ほど関節炎の症状でほとんど体を動かせない状況になりましたが、翌年には尾瀬へ旅行に行き、一日十時間ものウォーキングを楽しむことができました。
潰瘍性大腸炎にしてもそうです。重症化時には死の予感がして輸血をしましたが、今は服用なし、通院なしで暮らしています。
ある時から、体調が悪くつらい時には「今の状況はずっと続くわけではない」ということを思い出すようになりました。そうすると、ずいぶんと気持ちが楽になります。「困ったことにはならない」「すべてうまくいく」という言葉も自分に言い聞かせると安心することができました。
今日も素敵な一日でありますように。
※難病発症から通院と服用をやめるまでの二十年の体験記はブログの一から二十一に書いています。