難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

32.体が動きたがっている方向へ動かす

 関節炎の症状があったときに気づいたことがあります。

 症状があった八か月間のうち痛みのピークの時期は、ただひたすら耐えるという感じでしたが、ピークを超えたあたりから少しでも動かせる方へ体を伸ばすという動作を繰り返しているうちに、少しずつ体がほぐれて動くようになってきたということでした。このやり方は、体に痛みが発生した別の機会にも試してみて改善しました。

 関節や筋肉の痛みがあるときに、ずっと安静にしていればいいかといえばそうではありません。痛いけれども動かせるのであればできる限り伸ばす、引っ張る、回すなどしてみるといいです。指一本だけでもいいのです。動かしてもよい時期というのは、体が教えてくれます。動かしたい、体が勝手に動く、動かすと意外と気持ちよかったというときです。例えば、普段でも、寝ているときに寝返りをうったり、凝り固まった体を伸ばすために自然と伸びをすることがあります。これは、体がゆがみを治すために動いているということです。

 私の場合、のたうち回るという状態のときもありました。家族が見ている場合、びっくりさせてしまいますので、家族にはちゃんと説明をしておいた方がいいでしょう。頭で考えずに自分の体にゆだねてみると自然と治っていきます。それが自然治癒力です。

 

今日も素敵な一日でありますように。

 

※難病発症から通院と服用をやめるまでの二十年の体験記はブログの一から二十一に書いています。