難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

31.排毒

 二〇一八年に、関節炎・低音障害型難聴・皮膚炎の症状がありましたが、関節炎と皮膚炎は薬をやめたことによる体の排毒、低音障害型難聴に関しては排毒というよりはストレスが関係していたのではないかと考えています。

 排毒は、好転反応という言い方もよくします。今まで飲んでいた薬をやめて食事改善による治療に切り替えた場合、体の中にたまっていた毒素が外へ出ようとするので、熱、痛み、かゆみなどが出ます。中医学でも病はたいてい表から侵入し、長引くと裏(内臓)へ入っていくと考えられています。例えば、風邪をひいたとき、初期のくしゃみ、鼻水、のどの痛み、熱などが表の症状で、その後、腹痛、嘔吐、下痢などの症状が出てくると裏に入ったということになります。

 悪くなった内臓の症状を長期間薬で抑え込んでいた場合、薬をやめると体の治癒力が正常に戻って毒素が外に出ようとするので、この反応は抑え込まずに全部出し切る必要があります。薬を長く飲めば飲むほど、毒を出し切るのに時間も力も必要になりますが、体の中に毒素をため込んで生活するより一時期のつらさを乗り越えて体を浄化する方がよっぽどいいです。毒素をため込んでいれば、汚物を抱えたまま死ぬ可能性もありますが、毒素を出すときに死ぬということはないと思います。私の場合は、約八か月の関節炎は生活に支障があり、とてもつらい時期でしたが、現在の幸せが得られてよかったと思います。

 

今日も素敵な一日でありますように。

 

※難病発症から通院と服用をやめるまでの二十年の体験記はブログの一から二十一に書いています。