難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

8.潰瘍性大腸炎全大腸炎型

ある日、玄関で靴を履こうとしてかがんだら、そのまま前へ倒れそうになり、自力での生活が限界に達した思い、仕事を休み実家で療養することにしました。

そして、このまま放っておけば死ぬと予感したので、輸血することを決めました。このころ、紹介状を書いてもらうために行った近所の病院で採血したところ、ヘモグロビンは三・九でした。

ヘモグロビンが七・〇を切ると西洋医学病院では輸血というのが通常のようです。

そして、輸血をしてくれる大きな病院をインターネットで探し、母と一緒に行き、輸血をしてほしいとお願いすると、まずはいろいろ検査され、その結果、正月明けに内視鏡検査をしたときは炎症がS状結腸まで広がっていましたが、このとき五月、全大腸炎型になっていました。

この日の血液検査では、ヘモグロビンが四・一、血清鉄が一四で、両方ともかなりの低値でした。

ヘモグロビンには酸素運搬という働きがあり、血清鉄というのは、そのヘモグロビンの材料となるものです。

ヘモグロビンが正常値の三分の一くらいしかないのに私が歩いていることに医者は驚いていましたが、さらに私はベッドに横になりながら、担当医に、私は東洋医学や民間療法を使って自分の体を治していきたいと思っているということを切々と語りました。担当医は静かに聞いてくれましたが、私が話し終えた後に一言「僕は東洋医学はわからないんです」と言われました。それでも、自分の考えを伝えられて満足でした。

 

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次回に続く