難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

9.入院、輸血

そして二〇一五年五月一八日、そのまま緊急入院になりました。輸血、点滴、心電図、体にいろんな管がつながれ、二パック輸血しました。

翌日さらに一パック輸血し、CTと内視鏡検査をしました。声を出す力もなく、家族が見舞いに来ても首を振って応答しました。輸血が終わると、やはり血が体に十分にあるのとないのとでは雲泥の差があるのを実感しました。

世の中の人が献血をしてくれたおかげで、私は助かった、これでもう死なないと感じました。

血液検査の数値としては、ヘモグロビンは入院日の四・一から二日後七・九、三日後八・八になりました。

五月二〇日、足のエコー検査と頭のMRI検査。頭は異常なしでしたが、足はかなり血栓ができていました。

五月二四日、腹部エコー検査

五月二五日、七日間の絶食が終わり、心待ちにしていた食事が開始されました。絶食で点滴だけで過ごしていると、日に日に体が弱っていくのを感じ、医者に、「食事開始はまだですか?」とたずねていたので、やっと開始の報告をもらったときはとてもうれしかったです。

初めは重湯だけの日々、少しずつおかゆに変わり、かなりの日数をかけて普通食になりました。温かい重湯はとてもおいしいと思いました。レトルトではなくちゃんと炊かれた米というのがわかったし、ひとくち百回かんで一杯の重湯をじっくり味わいながらありがたく食べました。点滴ではなく、口から食べると元気が出てきました。

同日、CT、足と腹水のエコー検査。点滴は終了しました。

そして、少し体が楽になると、自分で自分の体を治さなければいけないと思っていたので、毎朝ベッドの上で簡単な運動(ピラティス)をするようになりました。

 

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次回に続く