難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

12.ホルモン補充療法

退院後は、実家でしばらく療養することにしました。実家では、母に食事を作ってもらい、洗濯もしてもらい、自分は何もすることができなくて、暇を持て余しているような感じで居心地がいいわけではありませんでした。二~三週間くらいで自宅マンションに戻りました。ゆっくり療養しようと思っていましたが、それから二週間後くらいには職場の都合により出社しました。ただ、体が万全でないため、体調をみながら数時間や半日勤務、しんどくなったら早退するというように調整させてもらいました。

潰瘍性大腸炎の重症化に伴って、生理が止まっていたので、血栓の心配がなくなったタイミングで婦人科にて女性ホルモンの検査をしたところ、女性ホルモンがゼロに近い数値だということで、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方を経皮から補充するホルモン補充療法を開始して改善しました。

二〇一七年一月にはホルモン補充なしで自力で生理がきましたが、潰瘍性大腸炎の悪化時に体重が大幅に減少したため、なかなか継続して生理がくるまでには至りませんでした。

ホルモン補充療法をすれば生理はあるのですが、二〇一九年一月(四十二歳)におこなった下肢静脈超音波検査では、深部静脈血栓症という診断で、やはりホルモン補充療法をすると血栓ができやすくなるようなので、ホルモン補充療法をやめるという決断をしました。

 

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次回に続く