難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

6.栄養失調

新居にて、玄米菜食を中心とする料理を自分で作り、煎じ薬、漢方風呂、お灸を続け、鍼灸院にも通いました。

漢方薬を処方してくれる先生からは、「好転反応として熱や痛みなどが出るががんばるように」と言われていたので、しんどくても煎じ薬、漢方風呂、お灸を続けました。

当時二口コンロを使っていたのですが、飲み薬とお風呂用合わせて四種類の煎じ薬を順番に煎じて、外出するときはペットボトルに入れて飲んでいました。

お風呂は浴槽に色がついてしまう可能性があると病院からアドバイスをもらい、浴槽に入れる大きな袋を病院で購入し、その袋の中に煎じ薬とお湯を入れて体を浸けるという方法で行っていました。

入浴後はお風呂の床を汚さないように少しずつ排水溝へ流し、袋をベランダで干し、寝る前にお灸をするという一連の作業を毎日必死にこなしていました。

 

しかし、通院を初めて三か月後、最後の血液検査では、貧血かどうかを判断できるヘモグロビンの数値が正常値の三分の一くらいになり、栄養失調なので入院するようにすすめられました。

先生は、機嫌がいいときは握手をして応援してくれますが、患者が勉強不足だったりすると、「帰れ!」と言ったりするような人で、私の場合は、最終的に電話で血液検査の結果を聞いたときに、「なんで栄養失調になるまでがんばったんや」、「お前のことは最初から嫌いやった」と言われました。

私としては、約十五年通院した病院を勝手にやめていたし、新しい病院で好転反応をがんばって乗り越えようと必死だったのに、「他の病院で紹介状を書いてもらってどこかの病院に入院するように」と言われたので、そのまま電話を最後に通院が終了しました。

 

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次回に続く