難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

5.潰瘍性大腸炎悪化

二〇一五年(三十八歳)、正月休み明けの朝、残り物のおせち料理を食べた後仕事に行こうとしたら、急激な腹痛に襲われました。

病院に行き緊急に内視鏡検査をした結果、十五年間直腸の三センチだけに症状があったのが、S状結腸まで広がっているということでした。

発症した二十二歳からずっと軽症で、飲み薬や座薬を処方されてきましが、このとき初めて注腸薬を出されました。お尻から液体の薬を入れ、体を回転させながら大腸全体に薬をいきわたらせるという、以前から知ってはいましたが使いたくないと思っていた薬でした。仕方なく少し使ってみましたが症状は改善せず、この治療に対して気持ちが前向きでなく、今までたまっていた西洋医学への不信感と合わさって、病院を変えたいという思いが頂点に達し、約十五年診てもらっていた病院を勝手にやめ、インターネットで見つけた漢方薬を処方してくれる病院へ行きました。

その病院では、食前、食間、食後の煎じ薬と漢方風呂用の煎じ薬が処方され、さらに家でお灸もするように指導されました。そして、鍼治療も並行してやるといいという指導を受け、インターネットで自分で探した鍼灸院にも通院を始めました。

食事改善、新たな病院での治療とともに一人暮らしをすることにし、二〇一五年二月、体調はかなり悪化していましたが、気力で引越しを乗り切りました。

 

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次回に続く