難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

13.減薬

退院後は、入院していた病院へ三か月に一回通院をし、半年に一回の内視鏡検査を受け、順調に回復しました。薬は処方通りに飲みながら食養生を続けました。 経過がよくなってきたので、二〇一七年二月頃、担当医に薬を減らしてほしいとお願いをしたところ、断…

12.ホルモン補充療法

退院後は、実家でしばらく療養することにしました。実家では、母に食事を作ってもらい、洗濯もしてもらい、自分は何もすることができなくて、暇を持て余しているような感じで居心地がいいわけではありませんでした。二~三週間くらいで自宅マンションに戻り…

11.退院

入院してから十数日後、やっとシャワーを浴びる許可が出たり、退院へ向けての準備として週末に自宅へ戻るように指導されました。 消化器内科なので、同じ部屋の人たちはたいてい手術をして、経過がよければすぐ退院していくので、皆私より先に退院していき、…

10.血栓、腹水

潰瘍性大腸炎の治療は数種類ありますが、私の場合普段から低血圧で、入院しているときはさらに低くなり、服薬以外の治療は危険が伴うとのことで却下されました。 体の中で悪くなったのは潰瘍性大腸炎だけではなく、検査の結果、体中に血栓ができていることが…

9.入院、輸血

そして二〇一五年五月一八日、そのまま緊急入院になりました。輸血、点滴、心電図、体にいろんな管がつながれ、二パック輸血しました。 翌日さらに一パック輸血し、CTと内視鏡検査をしました。声を出す力もなく、家族が見舞いに来ても首を振って応答しまし…

8.潰瘍性大腸炎全大腸炎型

ある日、玄関で靴を履こうとしてかがんだら、そのまま前へ倒れそうになり、自力での生活が限界に達した思い、仕事を休み実家で療養することにしました。 そして、このまま放っておけば死ぬと予感したので、輸血することを決めました。このころ、紹介状を書い…

7.便もれと出血多量

その後、体はボロボロのまま、なんとか自分で対処しようと食養料理(身体を調える特別の料理)を食べたりして頑張りました。 階段を上ることができなくなったので、駅ではエスカレーター、エレベーターを使い、歩くことが難しくなってきたのでタクシー通勤を…