難病発症から通院・服薬をやめるまでの20年

潰瘍性大腸炎などの病気の体験記

10.血栓、腹水

潰瘍性大腸炎の治療は数種類ありますが、私の場合普段から低血圧で、入院しているときはさらに低くなり、服薬以外の治療は危険が伴うとのことで却下されました。 体の中で悪くなったのは潰瘍性大腸炎だけではなく、検査の結果、体中に血栓ができていることが…

9.入院、輸血

そして二〇一五年五月一八日、そのまま緊急入院になりました。輸血、点滴、心電図、体にいろんな管がつながれ、二パック輸血しました。 翌日さらに一パック輸血し、CTと内視鏡検査をしました。声を出す力もなく、家族が見舞いに来ても首を振って応答しまし…

8.潰瘍性大腸炎全大腸炎型

ある日、玄関で靴を履こうとしてかがんだら、そのまま前へ倒れそうになり、自力での生活が限界に達した思い、仕事を休み実家で療養することにしました。 そして、このまま放っておけば死ぬと予感したので、輸血することを決めました。このころ、紹介状を書い…

7.便もれと出血多量

その後、体はボロボロのまま、なんとか自分で対処しようと食養料理(身体を調える特別の料理)を食べたりして頑張りました。 階段を上ることができなくなったので、駅ではエスカレーター、エレベーターを使い、歩くことが難しくなってきたのでタクシー通勤を…

6.栄養失調

新居にて、玄米菜食を中心とする料理を自分で作り、煎じ薬、漢方風呂、お灸を続け、鍼灸院にも通いました。 漢方薬を処方してくれる先生からは、「好転反応として熱や痛みなどが出るががんばるように」と言われていたので、しんどくても煎じ薬、漢方風呂、お…

5.潰瘍性大腸炎悪化

二〇一五年(三十八歳)、正月休み明けの朝、残り物のおせち料理を食べた後仕事に行こうとしたら、急激な腹痛に襲われました。 病院に行き緊急に内視鏡検査をした結果、十五年間直腸の三センチだけに症状があったのが、S状結腸まで広がっているということで…

4.リンパ管腫

三十代半ば、突然、右鼠径部が腫れていることに気づきました。 病院で初めは脂肪腫という診断でした。 脂肪種は、大学生時代に両脇にできて手術をしているので、また別の場所にできたのかと思いましたが、その後誤診であることがわかり、リンパ管腫という診…